祇王寺の観光案内。
奥嵯峨にひっそりと佇む祇王寺。
祇王寺には、平清盛の寵愛を受けながら、後に清盛の屋敷を追われた祇王の悲哀が満ちています。
祇王寺の門前。
檀林寺門跡の前の緩やかな坂道を登って行った所に祇王寺はあります。
祇王寺からさらに上へ進むと滝口寺があり、桜や紅葉の美しい侘び寂びを感じさせるお寺が集まります。
祇王寺の説明書き。
平清盛の寵愛を受けていた祇王は白拍子(しらびょうし)でした。
白拍子とは平安末期から鎌倉時代にかけて行われた歌舞のことで、白拍子を歌い舞う遊女のことも白拍子といいました。
平清盛はさぞ、この白拍子の祇王をかわいがったんでしょうね。
ところが、事態は一変します。
仏御前(ほとけごぜん)の出現によって、祇王は清盛の屋敷を追われることになったのです。
21歳の若さで母・妹と共に嵯峨野に隠れ住むことになりました。
後に仏御前も出家し、4人で念仏三昧の日々を過ごしたと伝えられています。
なんとも悲しい歴史があったんですね、祇王寺には。
苔の美しい庭園が祇王寺の中にあります。
祇王寺の拝観時間は午前9時~16時30分までだそうで、残念ながら中には入れませんでした。
祇王寺のことを書いたブログはないかなと検索していたら、見つけました・・・漢(オトコ)の粋というブログに、写真付きで祇王寺の内部が映し出されています。
確かに苔が美しいですね。
祇王寺の境内には、祇王ら女性3人が合葬されたと伝えられる宝筐印塔(ほうきょういんとう)と呼ばれるお墓と、清盛塚と称される五輪塔がひっそりと立っています。
平家物語を一読してから、是非もう一度、訪れてみたいお寺ですね。
祇王寺の拝観料は300円です。
アクセス方法は、市バス停嵯峨釈迦堂前から徒歩15分となっています。
バスもいいですが、奥嵯峨の道をてくてくと歩いて行くのも風情があっておすすめですよ。