学問の神様で知られる菅原道真生誕の地。
京都御所の西、烏丸通沿いに道真公ゆかりの菅原院天満宮神社が鎮座します。
菅原院天満宮神社。
烏丸の天神さんと呼び親しまれる神社です。
菅原院天満宮神社のある場所は、菅原氏の邸宅「菅原院」があった所とされます。御祭神は菅原道真公、菅原是善卿、菅原清公卿。道真と共にその父祖が祀られています。
生誕の地をめぐる覇権争いというのは、どこでも見られるようですね(笑) どちらが正しいのか定かではありませんが、奈良にも”菅原道真生誕の地”と伝わる菅原天満宮という社があります。
菅原道真の祟りを恐れ、その霊を鎮めるために創建された京都の北野天満宮と共に、道真公ゆかりの神社として覚えておきたいところです。
菅原道真といえば、牛と梅ですよね。
手水処では、牛の口から水がちょろちょろと出ていました。
鳥居をくぐり門を入ったところ・・・右手に道真公の産湯の井戸があるようですね。
生誕の地を匂わせるパワースポットといったところでしょうか。
産湯の井戸。
菅原道真公が初湯を使われた井戸とされます。当時のままに残されており、枠石は花崗岩製で、深さは8~9メートルあります。道真公生誕の西暦845年から、実に1166年の月日が流れています。
菅原院天満宮神社の絵馬。
学問成就などの願い事を託します。
境内の隅っこにも牛を発見(笑)
尻尾が愛らしく感じられます。
菅原院天満宮神社の懸魚。
梅の紋が見られますね。
菅原道真の没後、その菩提を弔うために菅原院の地に歓喜光寺が建立され、境内には道真と父祖の小祠が祀られました。歓喜光寺はその後六条河原院へ移されますが、その小祠は残され現在に至っています。
太宰府天満宮への遺蹟伝承地を結ぶ菅公聖蹟二十五拝の第一番に名を連ねる菅原院天満宮神社。例祭日は、7月25日。住所は、京都市上京区烏丸通下立売下る。
菅原院天満宮神社へのアクセスは、市営地下鉄烏丸線「丸太町」駅下車2番出口から徒歩5分、市バス「烏丸下立売」バス停下車すぐ、「烏丸丸太町」バス停下車徒歩7分となっています。