東寺の観光ガイド情報です。
東寺の正式名称は教王護国寺。
近鉄京都線の東寺駅を降りて、西へ200mほどの場所にあります。
京都駅からは南西の方向になります。
東寺で一番目につくのは五重塔です。
徳川家光寄進の五重塔は、その高さが57mにもおよびます。
日本一高い五重塔として有名で、毎夜ライトアップされるお姿は幽玄の世界そのものです。
東寺は桓武天皇が造営しました。
平安遷都の際、平安京を守護する目的で造られた官寺です。
京都の入口に羅城門が設けられ、その東西に官寺が配置されました。
東の方角にあるお寺ということで、東寺と命名された歴史があります。
東寺があるということは、西寺もあったわけです。
西寺跡には石碑が建てられているだけで、残念ながらその面影をしのぶことはできません。
時は下って、823年に東寺は嵯峨天皇から弘法大師空海に下賜されました。
弘法さんのお寺の始まりですね。
当時、空海は50歳だったといいます。
それ以降、密教の根本道場として栄えることになります。
弘法さんと呼ばれる縁日は有名ですよね。
空海の命日に当たる毎月21日に催されます。
露店が境内に所狭しと並び、何万人という人出で賑わいます。
東寺金堂。
東寺は密教美術の宝庫とも言われます。
金堂・大師堂などの建物をはじめ、貴重な古文書、仏像、仏画を多数抱えます。
国宝が20件も収納されているお寺は、全国広しと言えども、なかなかお目にかかることはないのではないでしょうか。
東寺の金堂は796年の創建。
東寺の本堂でもあり、講堂内には21の仏像が立体曼陀羅を構成するように安置されています。
21体の内、国宝が15体もあります。
さらに重要文化財も5体と、正に金堂の中は宝の宝庫といった感じです。
東寺の拝観は境内自由となっています。
堂塔拝観は午前8時30分~午後5時の間で、拝観料は500円となっています。
宝物館も500円の拝観料が必要です。
東寺の周辺観光スポットとしては、東本願寺や西本願寺がおすすめです。
◇じゃらん 京都駅周辺の旅館ホテル予約 口コミ情報をチェック!