巨樹や巨木には、ただそれだけで何か言い知れぬ偉容を感じるものです。
ここの境内にも大きな樟(くすのき)が植えられています。
大樟さんの「さすり木」。
後白河上皇お手植えの大樟の一部を伐り採ったものだそうです。
熊野の神様がご降臨になられると伝わる「影向の大樟」。
そのパワーを授かります。特に、お腹の具合が悪い方はさすってみてください。
樟龍弁財天。
後ろに見えているのが、新熊野神社の大樟です。
注連縄が張られた新熊野神社の大樟。
盛り土の上に堂々と根を下ろす姿に、思わず手を合わせます。
新熊野神社といえば、やはりヤタガラスですよね。
新熊野神社は平安時代後期の永暦元年(1160年)、後白河法皇が平清盛に命じて、紀州・熊野から土砂や材木を この地に運び込み、新たな熊野との意味を込めて創建されています。
「新たな熊野」で新熊野(いまくまの)という命名なんですね。
大樟さんの「さすり木」。
木をさすってご利益に授かります。
お寺の本堂外陣で見かける「びんずる尊者」が頭をよぎります(笑) びんずる尊者も参拝客にさすられて、さすられた場所が光っていますよね。
熊野から移植して植えられた大樟。
樹齢は800年とされます。
新熊野神社は東大路通りに面していますので、このまま真っすぐ北へ進むと、四条通とぶつかる所で右側に八坂神社が見えて参ります。