京都東山の青蓮院門跡をご案内致します。
青蓮院の国宝 青不動明王二童子像。
華頂殿(かちょうでん)の入口に模写されたものが掛けられていました。
2009年9月18日より、平安創建以来初めて、国宝の青不動明王が御開帳されます。期待に胸がふくらみますね。
身体の色が青黒いために、通称青不動と呼ばれている国宝。日本三大不動画の一つとして知られます。
華頂殿の襖。
実に色鮮やかです。
お抹茶のサービスもあり、華頂殿から眺める相阿弥作の庭の眺めは格別です。
三十六歌仙の額絵も飾られていました。
柿本人麻呂ですね。
幾つもの間(ま)が連なります。
日本建築の美しさにしばし見入ります・・・。
華頂殿は客殿(白書院)とされます。
高級料亭の床の間を見ているような錯覚に陥ります(笑)
描かれている絵にも歴史が感じられます。
観光客の皆様が次から次へと中に入って来られるのですが、調和のとれた緊張感が辺りを包み込んでいます。人々の雑踏をものともしない、不思議な間(ま)が確かにここには存在します。
代々入道親王が入寺する天台宗三門跡寺院の一つ。
由緒ある寺院ですね。
近畿三十六不動尊 第十九番霊場のお札。
粟田山麓にひっそりと佇む古刹です。
宸殿の玉座から本堂を望みます。
宸殿(しんでん)とは主要な法要が行われる場所であり、門跡寺院特有のものです。
有縁の天皇及び歴代門主の御尊牌を祀ります。
浄土真宗宗祖の親鸞聖人が当時の門主慈圓により得度をした縁で、「お得度の間」とも呼ばれています。
大玄関に安置されている輿。
孝明天皇ご使用の輿が陳列されています。
青蓮院門跡の門前にある大きなクスノキ。
大楠の根っこがすごいですね。
神宮道沿いにそびえるこの古木は、永井荷風が愛し、さらには川端康成も小説「古都」に登場させていることで有名です。
青蓮院門跡の拝観料は500円。
拝観時間は、午前9時から午後4時30分までです。
知恩院と平安神宮の間にあり、アクセス方法は地下鉄東西線東山駅から徒歩5分となっています。