京都水族館にはケープペンギンが飼育されています。
ペンギンは寒い所に棲んでいるのかと思いきや、このケープペンギンの生息地は南アフリカ沿岸域とされます。英名も、African Penguin と言います。
京都水族館のケープペンギン。
見物客とペンギンを隔てるものはガラス一枚です。
至近距離からペンギンを観察できる絶好の機会ですね。
ケープペンギンはフンボルトペンギン属に属します。
尾の付け根には、体に塗る脂が出る尾脂腺という箇所があります。
お尻を掻く仕草をよく見かけますが、嘴(くちばし)に脂を付けて羽毛の防水処理を施しています。脂には保温効果もあり、羽の間に空気が入って浮力増加にも役立っています。
京都水族館かいじゅうゾーンにあるチューブ型水槽。
人気者のゴマフアザラシが元気よく泳ぎ回る姿を見ることができます。
ペンギンの飼育において、日本は世界でも指折りの先進国だと聞きます。愛らしい姿のペンギンを間近に見ることができる京都水族館。京都駅から徒歩15分の都市型水族館ではありますが、様々な種類の魚たちが泳ぎ回る巨大水槽、オオサンショウウオが展示される京の川ゾーン、水族館の呼び物であるイルカショー等々、その充実した展示内容は、ここが京都の中心部であることを忘れさせてくれます。