浄土真宗本願寺派の本山。
西本願寺の正式名称は龍谷山本願寺と言います。
西本願寺御影堂門の意匠。
堀川通(国道1号線)に面した、どっしりと風格のある門。
細部に施されたデザインに、連綿と受け継がれる歴史の重みが感じられます。
炎の形をした火灯曲線が見られますね。六葉の意匠でもご紹介した菊座と樽の口も取り付けられています。
西本願寺御影堂の中。
整然とパイプ椅子が並べられていました。
数多くの門徒さんたちが、この場所で有難いお言葉をお聞きになられるのでしょう。
西本願寺周辺で見つけた看板(^u^)
朝に礼拝、夕に感謝。
浄土真宗を信仰する人に限らず、全ての人に共通する生活の基本ではないでしょうか。ついつい、怠りがちになる習慣ではありますが(^^ゞ
堀川通をはさんで御影堂門と向き合う門です。
東本願寺から西へ向かい、伝道院を左手に見ながら真っ直ぐ進んで行くと堀川通に出ます。通りには数多くの仏壇屋さん、さすがは親鸞さまのお膝元だなと実感させられます。
ご存知のように、浄土真宗は鎌倉時代の中頃に親鸞聖人によって開かれています。
境内には阿弥陀堂、御影堂などの重要文化財、さらには唐門、対面所(鴻の間)、飛雲閣などの国宝があります。1994年に「古都京都の文化財」として世界遺産にも登録されています。
こちらにも火灯曲線が見えますね。
歴史的建造物に施された意匠には、見る者を釘づけにする魅力が感じられます。
キーホルダー等のデザインにも使えるのではないかと、勝手に思いを巡らせたりしています(笑)
西本願寺の鬼門である北東方向。
欠けが見えますね。
これはやはり意識的なものなのでしょうか。
撮影場所は、ちょうど堀川通と花屋町通の交わる所です。
京都の街全体の鬼門方向には比叡山がそびえます。京都を守護する目的で、都を造営する際に北東方向を意識したことで知られます。西本願寺のこの”欠け”にも、おそらくそういったおまじないのような意味が込められているのではないでしょうか。