七条通りの東に位置する智積院。
真言宗智山派の総本山とされます。
智積院の金堂。
宗祖弘法大師のご生誕1,200年を記念して、昭和50年に建設されました。
金堂の中には、ご本尊の大日如来が安置されています。
智積院の名前が掲げられています。
智積院の歴史には、豊臣秀吉が色濃くその影響を及ぼしています。
秀吉は亡くなった我が子のために菩提寺(祥雲寺)を建立しました。
秀吉の長子・鶴松の菩提を弔うために建てた祥雲寺の跡を、徳川家康が紀州根来寺に与え、再興されたことに始まります。
境内の北東にある三部権現社。
根来寺以来の鎮守社として知られます。
智積院の歴史を見守ってきた、聖域のような、凛とした空気が辺りに漂います。
三部権現社の案内板。
金剛部、仏部、蓮花部の3棟の本殿が建ち並びます。
三部権現社前の石燈籠。
珍しい形をした石燈籠ですね。
智積院境内の道案内。
智積院の拝観料は境内が無料です。
収蔵庫と庭園のみ有料になっていて、料金は500円です。
国指定名勝の庭園は中国の盧山を模したとされ、ツツジの咲く時期がおすすめです。
収蔵庫に納められている長谷川等伯一門による障壁画は、絢爛たる桃山文化の美を放っています。国宝に指定されている障壁画として人気です。
金堂の南にある明王殿。
ご本尊の不動明王をお祀りしています。
真正面から見る明王殿。
不動堂とも呼ばれている立派な建物です。
智積院の境内。
智積院の近くには京都国立博物館、妙法院門跡、三十三間堂、養源院、豊国神社などの名所が連なります。
東山の観光名所が数多く点在するエリアでありながら、境内には実に静かな空気が流れています。
智積院金堂。
智積院へのアクセスは、市バス東山七条下車徒歩3分となっています。
50台収容の駐車場有り。
◇養源院 血天井と杉戸絵がオススメの観光名所!