京都には豊臣秀吉の足跡が幾つか見られますが、
その墓所である豊国廟は東山七条から東へ300m程登った所にあります。
やっぱりこの辺りまで来ると、厳粛な空気に包まれます。
秀吉の朝鮮出兵で知られる耳塚もリアルですが、秀吉自身の廟ともなれば、さらにダイレクトに何かが伝わってきます。
豊国廟へ通じる参道。
場所は智積院や京都国立博物館のある東山七条です。ここから坂道を登って行くことになります。
豊国廟の手前に赤いバスが停まっていました。
その名もプリンセスライン。
京都駅・四条河原町から東山七条・京都女子大学を結ぶ路線バスです。
豊国廟のある辺りは京都女子大学のお膝元でもあり、多くの女子学生たちが行き交います。
こちらは智積院の中で見つけた仏足石。
智積院もその歴史を辿れば、豊臣秀吉との関連性が浮かび上がってきます。
智積院は元々、秀吉が子の鶴松の菩提を弔うために建てた寺跡を、徳川家康が紀州根来寺与え再興されたことに始まります。
東大路通りから見える”智積院会館”の看板。
智積院といえば、桃山文化を今に伝える庭と襖絵が有名ですよね。
京都国立博物館。
七条通りを挟んで、三十三間堂と向かい合う位置に佇みます。
レンガ造りの外観が重厚感を与えています。
約1万点にも及ぶ国内外の文化財を収蔵する博物館。
大学校や博物館といった文化の香り高いエリアを見下ろすように、豊臣秀吉の魂は眠っています。
◇高台寺 秀吉の正妻が建立したお寺。人気の観光スポットです!