南禅寺の水路閣をご案内致します。
南禅寺の境内を横切る疎水陸橋。
レンガ造りの水路閣は、琵琶湖疎水を通す目的で造られました。
琵琶湖の水を京都へ運び込む・・・その水力を利用して近代的な工業化が図られた歴史が蘇ります。
水路閣の上へ登ってみると、実際に水が流れていました。
今流れているこの水は、幾つかの庭園へ池の水を届けているそうです。
それにしても、ひと昔前には壮大な計画があったんですね。首都の座を東京に奪われ、京都の工業化は夢と化しましたが、こんなところにも京都観光の醍醐味が見え隠れします。
橋脚も実に立派ですね。
13本の橋脚に支えられており、半円型のアーチが連続しています。
全長93m、最も高い場所で地上13mを走る水道橋。
琵琶湖疎水の分流は、南禅寺観光の目玉のひとつにもなっています。
南禅寺三門。
石川五右衛門の名台詞 「絶景かな」 はあまりにも有名ですよね。
三門の上に通じる梯子階段。
南禅寺三門の柱。
細部に目をやると、やはりどこか歴史の息吹が感じられます。
南禅寺法堂。
重厚な雰囲気に包まれます。
境内の瓦にも、「南禅」の文字が見えます。
南禅寺は臨済宗南禅寺派の大本山として知られます。
その境内は実に広大で、勅使門~三門~法堂~方丈が一直線上に美しく配置されています。その周りには塔頭が並び、見事な伽藍を形成しています。
南禅寺へのアクセスは、地下鉄東西線蹴上駅から徒歩7分となっています。
拝観料は方丈500円、三門500円、南禅院300円。