養源院の血天井。
京都三十三間堂の東隣りに、生々しい立看板を発見致しました。
血天井・・・テレビで一度拝見したことはあったのですが、こんな所にあったんですね。
場所は京都東山エリアの七条。
三十三間堂や京都国立博物館などがある観光スポットの一角です。
血天井があるのは養源院という建物の中。
関ヶ原の戦いの前哨戦とも言われた伏見城攻防戦・・・。
敢え無く落城した伏見城の廊下の板の間が、ここ養源院の天井に使用されています。
そう、血痕付きの天井なのです。
さすがに足で踏むことは憚られたため、天井板として鎮魂の意味も込めて使われています。
養源院は1594年に豊臣秀吉が建立しました。
父・浅井長政を弔いたいという淀殿の願いを受け入れる形で建立されています。
血天井の他にも、俵屋宗達の杉戸絵や襖絵は必見です。
養源院の血天井をウェブで検索していたら、ねこづらどきというサイトに出会いました。
歴史の生々しさが伝わってくる、これぞ名所だなという感じがします。
指の痕や人の体の痕などが鮮明に残されています。
正に命をかけた戦い。
自刃のすさまじさ、その決意、そしてその悲惨さが現代を生きる私たちを見下ろしています。
養源院の拝観時間は午前9時~午後4時。
拝観料は500円です。
場所も三十三間堂のすぐ傍ですので、ふらりと立ち寄ってみてはいかがでしょうか?
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