弓の名手で知られる那須与一にあやかり、「願いが的へ」という言葉が目に飛び込んできます。
どっしりとした蛙股が印象的です。
源平の合戦では、屋島の戦いと壇ノ浦の戦いが有名ですが、那須与一が活躍したのは1185年の屋島の戦いです。「揺れる舟の上の扇の的を射よ」という平家の挑発に対し、源氏の代表として、その難しい的を射ることに成功します。
願いが的へ。
現代では弓道やアーチェリーの名手にも通じるでしょうか。
清水寺や高台寺が人気の京都東山エリアですが、同じ東山でも少し南の方へ足を向ければ、即成院のような穴場観光スポットを見つけることができます。
那須与一が的を射抜いたことにより、その後、源氏の武運は上がっていきます。壇ノ浦の戦いで平家が滅亡する歴史は、誰もが知るところです。那須与一の扇の矢は、歴史のターニングポイントして今も語り継がれています。
即成院に参詣すれば、願い事がドンピシャで叶うかもしれませんね。