京都の烏丸通を歩いていると、古代菊の嵯峨菊に出会いました。
嵯峨菊のプランターが道行く人の目を楽しませます。
嵯峨菊。
大覚寺の秋の風物詩として知られる「嵯峨菊展」は有名ですよね。
嵯峨菊は嵯峨天皇が愛した菊。
様々な色合いの嵯峨菊があるようです。
嵯峨天皇の時代、大沢池の菊ケ島に自生していた嵯峨野独特の野菊だと言われます。
一般的な菊よりも遅く、11月頃に開花します。糸のように細い管弁が特徴的です。
嵯峨野にある大覚寺では、王朝風の七五三作りの伝統が今に伝わります。
それにしても見た目が印象に残る菊です。
線香花火、はたまた打ち上げ花火を連想させます。
菊の花は天皇と縁が深いですよね。
天皇の紋章である十六菊花紋は神社仏閣でよく見かけます。
いかにも京都らしい菊の品種である「嵯峨菊」をこの機会に是非覚えておきましょう。