東福寺の三門。
室町時代に足利義持によって再建された三門。
東福寺の三門は日本最古の遺構。
重層、入母屋造、本瓦葺きの大楼門は東福寺の象徴ともいえます。
三門の前に広がるのは、思遠池。
東福寺三門の楼上には、非公開ではありますが釈迦如来像が安置されています。
東福寺といえば、京都の紅葉の名所として知られています。
通天橋(つうてんきょう)から眺める紅葉の景色は格別です。
正に「神様の塗り絵」といったところでしょうか。
東福寺の起源は、1236年に摂政九条道家が、祖父の菩提寺として建立したことに始まります。
東福寺の名前の由来ですが、奈良の東大寺と興福寺から一字ずつとって付けられたそうです。
7万坪もある境内には、約2,000本の楓が植栽されています。
東福寺の三葉もみじは「通天楓」と呼ばれ、多くの観光客を魅了しています。
この三葉もみじ、東福寺開山の聖一国師が宋から持ち帰った楓が起源だと云われています。
紅葉の名所「東福寺」ですが、南の方角には伏見稲荷大社が佇みます。
全国の稲荷神宮の総本宮が伏見稲荷大社です。
東福寺へのアクセスは、JR奈良線か京阪電車が便利です。
JR東福寺駅か京阪東福寺駅で降りれば、目的地までは歩いてすぐです。
東福寺の見どころは通天橋からの紅葉ですが、名園と言われる方丈庭園も観光スポットとして見逃せません。
東西南北に4つの庭があり、八相の庭と称されます。
その中でも北庭は、緑の苔と敷石とが市松模様を表現していて趣深いものがあります。
京都駅からは南東の方向にある東福寺。
紅葉の季節ならずとも、是非一度は訪れておきたいお寺です。
拝観時間は9時~16時。
紅葉の名所だけに、11月だけは8時30分~16時30分となっています。
拝観料は通天橋・開山堂が400円、方丈庭園が400円です。