片泊まりとは1泊朝食付の宿泊プランのことをいいます。
ホテル風に言えば、Bed & Breakfast の B&B のことですね。
京都には片泊まりの宿がよく似合います。
円山公園の山手にある其中庵(きちゅうあん)。
四季折々の自然に恵まれた円山公園一帯には、片泊まり宿が数軒集まっています。
八坂神社、知恩院、青蓮院、高台寺、清水寺といった東山の観光名所の近くということもあって、大変人気の高いエリアとなっています。
なぜ京都には片泊まりの宿が多いのでしょうか?
京都の夜の風情を想像してみて下さい。
鴨川、祇園の花街、先斗町のおばんざい・・・京都旅行に出かけたら、夜の京都を堪能しないわけにはいきませんよね。
夜はしっぽりと、心ゆくまで京都を楽しむ。
そのためにも夕食は宿ではなく、京都の街ナカで頂くのが京都通の楽しみ方です。
京阪祇園四条駅から南座を望みます。
伝統芸能の息づく街。
歴史ある京都に触れることによって、日頃のストレスから開放される旅行客も多いようです。
円山公園の太鼓橋。
宿の門限も23時や23時30分に設定されています。
旅館に限らず、ホテルでも片泊まりステイすることはできますよね。
宿泊した翌朝の朝食をホテル内のレストランで済ませば、片泊まりしたのと同じような感覚です。
祇園祭やおけら詣りで有名な八坂神社。
円山公園に隣接する八坂神社は、一年を通して多くの参拝客で賑わっています。
片泊まりプランで宿泊されるお客様は門限を気にされます。
特に外国人観光客の方は、慣れない日本にやって来たこともあり、その辺りには敏感でいらっしゃいます。
英語で門限を表す言葉は curfew っていいます。
closing time でも通じますが、curfew の方が日常的に使われているようですね。