霊山護国神社に眠る維新の志士たちのお墓。
終戦後に荒廃していたお墓の立て直しに動いたのが松下幸之助でした。そう、あの経営の神様ですね。
霊山歴史館入口にあったガチャガチャ。
ストラップのようですね。
明治100年に当たる1968年に、松下幸之助は関西財界人に協力を求めて霊山顕彰会を設立します。霊山護国神社の復興と歴史的風土の保全・維持、日本の伝統精神の継承を目指しました。
霊山護国神社前の坂本龍馬。
霊山顕彰会に続き、神社前には幕末維新ミュージアム・霊山歴史館が設立されました。
新鮮組のトレードマークにもなっている「誠」ですね。
特別展が開催されていたため、入館料は700円でした。普段は500円で入館することができます。
龍馬の墓が荒れ果てるのを忍びなく思った松下幸之助が、龍馬の墓の前に、墓を守るための施設を設けたというお話です。
霊山護国神社境内の坂本龍馬像。
龍馬の命日である11月15日には、毎年墓の前で慰霊祭が盛大に催されます。
神社では龍馬の塩も売られていました(笑)
霊山護国神社は、東京に招魂社として靖国神社が創建されてから後も、国費で祭祀・管理が行われていたそうです。しかしながら、終戦後になると国費祭祀が出来なくなり、荒廃の一途をたどっていたのです。
そこへ登場したのが、松下幸之助だったというわけです。
2人の偉人が織り成す光景に、これからの日本を思うのでした・・・。