京都東山におみくじの開祖をご本尊とするお寺があります。
寺の名前を尊勝院。
元三大師・良源を祀ります。
尊勝院の本堂。
「京の七口」の一つとして知られる粟田口から東山トレイルを5分歩ほど上った所に尊勝院は佇みます。
粟田口の周辺地図。
この辺りはその昔、粟田焼の生産地として知られるエリアでした。
古代の粟田一族を祀る粟田神社も近くにありますね。
尊勝院をガイドする案内板。
第18代天台座主の元三大師(がんざんだいし)・良源を本尊とします。
良源上人は、法然上人や親鸞聖人の師であった源信の師に当たる人物です。とてもお偉いお方なんですね。
元三大師の石碑。
尊勝院は青蓮院の北東に位置しています。
青蓮院の門主が住職を兼務するお寺で、青蓮院に属するお寺とも言えます。
尊勝院の住所は粟田口三条坊町になります。
三条大橋から真っすぐ東へ抜けて、蹴上を越え山科・大津、さらには東海道へ続く街道の出口が粟田口です。
尊勝院境内からの眺め。
高台にあるだけに、その景色も抜群です。
赤い鳥居は平安神宮でしょうか。
青蓮院の飛地境内である将軍塚へ向かう中腹にある尊勝院。おみくじの開祖が祀られているとは、意外な発見ですよね。
◇青蓮院門跡 「粟田御所」とも呼ばれる門跡寺院筆頭格!