京都の観光スポットはもう既に色々周遊してみたのですが、石庭で有名な龍安寺を拝観したことがなかったので是非一度お参りさせて頂こうと思い立ちました。
交通機関はJR嵯峨野線を利用しました。
嵐山嵯峨野方面へはいつも嵐電を利用していたため、JR山陰本線(嵯峨野線)も乗車未体験でした。京都駅で龍安寺や仁和寺へアクセスするためには、円町駅と花園駅のどちらが最寄り駅になりますか?と駅員さんにお尋ねしたところ、大体似たり寄ったりでその中間ぐらいとのご回答を頂きました。そこで、今回は京都駅に近い方の円町駅で下車することに致しました。
JR京都駅に案内されていたJR山陰本線(嵯峨野線)の路線図。
JR嵯峨野線は広隆寺で知られる太秦、さらには嵐山嵯峨野方面へも通じています。
龍安寺拝観の後、家に帰ってから「きぬかけの路」の周辺地図を再確認してみたのですが、龍安寺や仁和寺に関して言えば、どちらかというと花園駅の方が近いようです。妙心寺は花園駅のすぐ近くで、金閣寺へ行くなら円町駅の方が近いようです。
JR嵯峨野線の円町駅。
円町駅のすぐ目の前を丸太町通が東西に伸びています。
丸太町通を西へ向かい、すぐに右折して北の方向へ歩いて行きます。徒歩で龍安寺へアクセスするにはさすがに少し距離がありますが、道中を楽しむのも旅の醍醐味です。
西大路妙心寺道へ出ると、北野神社御旅所の鳥居が左側に見えて参りました。
静かな境内へ足を踏み入れ、しばしの時間を過ごした後、再び龍安寺へ向けて歩き始めます。
京福北野線の北野白梅町駅を右に見て、線路の北側へ出ると、洛星中学や洛星高校のあるスクールゾーンへ入っていきます。聖ヴィアトール修道会などもあり、閑静な文化エリアが形成されています。
小松原町へ入って西へ進むと、立命館大学のキャンパスが見えて参ります。道路脇には、下宿の空室案内の看板が出ていたりして、いかにも ”大学の街” の雰囲気が漂います。キャンパスの中を通ってそのまま北へ進むと、金閣寺から連なるきぬかけの路へ出ます。
きぬかけの路。
もうこの辺りまで来ると、観光客の姿をあちこちで見かけます。
山裾を縫うように、緩やかなカーブを描きながら伸びる道は、仏像の衣紋をも思わせる美しさです。道沿いの車の往来が無ければ、もっと風情が出るのになと思った次第です。
龍安寺の石庭。
拝観料の500円を奉納して、名高き龍安寺の石庭を愛でます。
JR円町駅から徒歩で龍安寺にお参りする。不可能ではないことを実践で証明できたのではないでしょうか(笑)龍安寺拝観には市バスを利用する人が多いものと思われますが、また違った角度から楽しめる徒歩の旅のご案内でした。