八坂神社の紋の形・・・
胡瓜を切ったときの切り口の形に似ているそうです。
祇園祭の準備でスタンバイする神輿。
右側が八坂神社の紋です。
西門前の石碑にも八坂神社の紋が彫られています。
祇園祭の期間中、京都の人は八坂神社の紋を連想させる胡瓜を食べないそうです。いわゆる潔斎期間を設けているわけですね。
祇園祭で知られる山鉾の模型。
八坂神社のお祭りである祇園祭。
祇園祭は疫病除けを祈願するお祭りとして知られますが、胡瓜を口にしない習わしがあったとは知りませんでした(笑)
八坂神社境内の献燈にも紋が見えます。
確かに胡瓜を切った時の瑞々しい切り口を連想させます。
神の姿は万物に投影されると言います。
胡瓜の切り口は神様の似姿である・・・少々強引な気も致しますが、あながち的を得ていないとも言えません。
そう言われてみれば・・・祇園祭期間中に胡瓜を食べると、体の中に穢れが纏わり付くような気がしてきますね。
建設中の祇園祭の鉾。
長刀鉾を筆頭に32基の山鉾巡行が行われますが、こちらの建設中の鉾は鶏鉾(にわとりほこ)です。
中国・堯の時代、天下太平が続いて訴訟用の太鼓に用がなくなり、鶏が巣を作ったという故事をテーマにした鉾です。円山応挙やその流れを汲む四条派による水引は見所の一つです。
それにしても夏場に胡瓜が食べられないのはキツイですよね。
京都の錦市場では胡瓜の代わりにウリが販売されていました。
祇園祭と胡瓜の意外な関係は、禊ぎの意味を知る上でも重要なことだと思われます。
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