夏の風物詩として知られる京都五条坂の陶器まつり。
清水寺へ続く五条坂は、清水焼伝統の地として知られます。陶芸作家・窯元・卸店・小売店が軒を並べている京焼・清水焼伝承の地であり、全国にその名を轟かせています。
京都五条坂の陶器まつり。
掘り出し物はないかな? そんな軽い気持ちで、五条坂を行ったり来たりしている人も多いのではないでしょうか?今回は私も、陶器製のスプーンを購入しました。さすがに領収書は切ってもらえませんでしたが(笑)、1本分オマケで付けて頂きました。
京阪清水五条駅構内に貼られていたポスター。
京都五条坂の陶器まつりは、毎年8月7日~10日までの朝9時から夜11時近くまで開催されています。かなり深夜まで賑わっているんですね。
陶器まつりの歴史を辿ると、六道珍皇寺の六道まいりに行き着きます。六道珍皇寺へお精霊さんを迎えに行く人々、または大谷本廟へお盆の墓参りに行く人々が五条坂を賑わせていた頃に遡ります。
祇園界隈で見つけた犬矢来(いぬやらい)。
京都ならではの光景ですよね。
五条坂に店を構える陶器屋が、登り窯で出た大下(おおげ)、要するに一級品として出せないものを陶器市として売り出したのが陶器まつりの始まりとされています。納得のいく作品ばかりが出来るわけではありませんからね(^^ゞ 五条坂の陶器まつりはエコの発想から生まれていると言ってもいいのではないでしょうか。
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