奈良県桜井市の三輪山の懐に抱かれたお寺。
平等寺の開基開山は聖徳太子とされます。
三輪山平等寺の十六羅漢像。
近鉄京都駅から京都線に乗って大和八木駅まで南下します。大和八木駅で近鉄大阪線に乗り換え、近鉄桜井駅まで行き、そこでJR万葉まほろば線に乗り換えます。桜井駅から一つ目の三輪駅で下車し、三輪山平等寺へと向かいます。
JR三輪駅からは徒歩5分ぐらいでしょうか。
大神神社から平等寺へ行く途中、美しい紅梅が開花していました。
京都で聖徳太子ゆかりの地と言えば、夢見坂に建つ八坂の塔(法観寺)を思い出します。聖徳太子が如意輪観音の夢のお告げにより、589年に建立したと伝えられる八坂の塔。
でも、どちらかと言えば、京都より斑鳩を始めとする奈良に聖徳太子の足跡を数多く見ることができます。
三輪山平等寺の山門をくぐると、右手に聖徳太子の像が建っています。
三輪山平等寺は、581年に聖徳太子によって開かれたお寺のようです。
平等寺境内の二重塔。
その向こう側に見えるのが、お不動さんのいらっしゃるお堂です。
五重塔を見慣れた人にとっては、このコンパクトサイズの二重塔はまるで模型のようです。掌の上に収まるような感覚は、どこかかわいらしく、失礼ながら愛着を覚えてしまいます(笑)
平等寺の門前に建つ道標。
漢字やひらがな、片仮名と入り混じりながら、三輪明神への道先案内を担っています。ここからパワースポットの三輪明神(大神神社)はすぐ近くです。
平等寺境内に咲く花。
京都から奈良までは約1時間のアクセス。京都~大阪~神戸には新幹線の駅が通っていますが、古都奈良には通っていません。そのため、なぜか素通りされてしまう奈良ですが(笑)、京都や大阪へのアクセスにも大変便利な立地条件にあります。少し時間が許せば、奈良へも足を伸ばされてみてはいかがでしょうか?
何か新たな発見があるかもしれません。
歴史ある京都・奈良、活気あふれる大阪の街、異国情緒漂う港町の神戸、関西方面への旅行は日常から解き放たれる空間に満ちています。